命はあなた独りのものではない・・・。
私はうつの時、何度もよく考えていた。
「生きる意味を・・・」
診察の時、カウンセリングの時、医師や臨床心理士に必ずくり返し
訊いたものだった・・・。
医師の一人はこう言った。
「そういう事を考えること自体がうつの症状だと・・・」
臨床心理士は「その答えが出る時が人生最後の日じゃないか・・・」と
私はうつの時、2回自殺未遂をやった。
2回目の時もだがうとうとした寝ぼけているような感じで
ボーっとした意識の中、「また死ねなかったと」悔やんでいた。
しばらくし、やっと少しずつ意識がはっきりする中で
隣で私に付き添っている妻に気づき声をかけた・・・。
「また死ねなかった・・・」と
妻はその私の言葉に「TAK君そんなに死にたい?」
「それじゃ一緒に死のうか・・・。TAK君と一緒に居れないなら
私も生きがいが無くなるし・・・」
私は妻にこう言った。
「おまえだけは生きて幸せにならないといけないよ・・・」と
それに対し妻は
「じゃぁ、TAK君が幸せにしてよ!!」
「結婚する時も幸せにしてくれると約束してくれたでしょ?」
「私の為にも生きて!!」
妻が言葉を発するたびに妻の頬を大粒の涙が流れた・・・。
私はその時、初めて気がついた・・・。
私の命は私独りのものではないのだと・・・。
私を必要だと思ってくれる人がいて、私の存在を生きがいとしてくれる人がいる。
大きな勘違いをしていた・・・。
それから幾度となく、うつの波が私を襲い
その度に死にたいと思いはしたが、布団に包まりながら
必死にうつの波が去るのを耐えた・・・。
うつを乗り越えられたのも、今、生きていられるのも
妻のおかげだと思う。だから妻の為に生きる。
それにうつが治ってからは生きる意味をあまり考えなくなった。
私の今の生きがいは、「妻と幸せに長く一緒にいること・・・」
だから、私は妻の為に自分の為にも生きる。
それだけだ。
命、自分独りのものではないのだ・・・。
だから、あなたの命もあなたのものだけではないのだ・・・。
そう思うと、死ねないじゃないか・・・。
だからあなたが勝手に命を絶つことはできないのだ!!
頑張りすぎたあなたに頑張れ!!とは言わない、ただ、今日も苦しみながらも生きたように
明日も、その次の日も命ある限り生きろ!!
必ず、一筋の光が見えてくる・・・。
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